築30年超のマンションを、我が家らしい空間にリノベーションしていく計画が本格的に動き始めて見積もりをお願いした全5社(A〜E社)からの最初の間取り図をご紹介していきます。
今回は、A社さんからいただいた2つの間取り図をご紹介しつつ、私が感じたことや気になったポイントも書いていこうと思います。
リノベって、実際にプランを目にすると、ぐっと現実味が増しますよね。
プラン①:現状を活かした間取り
まずは、もともとの間取りを活かつつの間取りです。
リビングを中心にして、各部屋が面している形になっていました。
見た感じ「使いやすそうかも?」とも思ったんですが、実際の暮らしを想像してみるといろいろ気になるところも出てきたんですよね。

一番気になったのは、音の問題。
リビングを通って各部屋に行き来する間取りなので、各部屋の生活音がどうしても響きやすくなるんじゃないかという点。
夜に誰かがキッチンを使ったり、お風呂に行ったりすると気になるかなぁと。
それから、キッチンの床の段差問題もなかなか悩ましくて。
キッチンの排水勾配の問題で、リビングからキッチンに入る場所が2タイプとなります。
上の図のように、右側から入ろうとすると15センチほど床を上げなきゃいけないんです。
もしくは、床を上げない変わりに勝手口の窓側に腰高くらいの壁を作ってその中に配管を通す方法です。そうなると勝手口からベランダに出ることは出来なくなりキッチンも狭くなります。
お掃除ロボットを使う予定なので、段差はできれば避けたいところでした。
かといって、左側(勝手口側)から入る動線も勝手口を遮るのもちょっと微妙で…。
それから、プロジェクターの問題も大きかったです。浴室の壁部分を利用する間取りで140cm程度しかスペースが取れていないのでせっかくのプロジェクターの大画面が使えません。壁には収納用のチェストをして、プロジェクター用のスクリーンを設置するという提案です。
リビングの窓の位置的に、ソファと映写する壁(位置)がほぼ固定になってしまうんですよね。
ソファーの後ろにはPS(パイプスペース)の出っ張りがあり、スクリーンにも近めです。
こうなると、洗面所やキッチンに行き来するたびにプロジェクターの前を横切ることになって…。
それはちょっと避けたいなと思ってしまいました。
収納については、無印良品の引き出し収納ケースは各部屋のクローゼットに分散して置くことになりますね。
ただ、全体的に「まあ生活は出来ない訳じゃないけど、小さなストレスを感じながらの生活になりそうだな、もうちょっと工夫したいな」っていう感じのプランでした。
プラン②:スケルトンリフォームによる大胆な間取り
次に提案してもらったのが、スケルトンリフォームを前提としたプランです。
これはもう、本当に「おぉ~!」と声が出ました。
素人にはとても思いつかない斬新な間取りだったんですよね。

なんと、キッチンが家の中心に配置されていて、そこを起点にぐるっと回遊できる動線が作られていました。
こういう動線って、暮らしやすさが格段に上げてくれそうだなと感じました。
洗面所・浴室、寝室や収納スペースへとスムーズにつながっていて、家事動線もばっちり。
ただ、洗面所については、10センチほど床を上げる必要があるとのことで、最初は少し迷いもありました。お掃除ロボットは使えないと考えると、正直残念な気持ちもありました。でも、それ以上に「回遊動線が実現できる」という快適さに心が動かされました。
それから、プロジェクターもリビングの奥をしっかり活かした配置にしてくださっていて、通るたびに映写の邪魔になる心配もなさそうでした。
これは嬉しい安心ポイントでしたね!
収納面もとってもよく考えられていて、各部屋のクローゼット+廊下の収納スペースには無印良品の収納ケースの場所をしっかり確保。
「こんなふうにもできるんだ…」と本当に驚きとワクワクしました。
お伝えしていた希望もしっかり反映
今回の提案では、初回打ち合わせ時から細かいご質問や聴き取りをして頂いたこともあり、要望がしっかりと反映されていて安心感がありました。
- トイレはリビングから2枚ドアを挟んで配置(音の問題って大事ですよね)
- 洗面台は広めのサイズを希望
- 天井取り付けの物干し竿をリビングと洗面所に
- 玄関とリビングの間にドアを設置
- 帰宅後すぐ手が洗えるように、トイレ外に手洗い器を設置
こういう日常に密着した一つ一つが大切になってくるのかな〜と思っていました。
まとめ
現状を活かしたプランも一案としてはアリかなと思いましたが、スケルトンプランの自由度と楽しさにはすごく惹かれました。
「この家がこんな風になるんだ…!」というワクワク感は今後のモチベーションにも繋がり大事ですよね。
今後は、B社からのプランもご紹介していく予定です。
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